腰痛とは字の如く、腰の痛みです。無理な姿勢や中腰で作業を続けたときなどのほか、椎間板の異常や泌尿 、生殖器などの内臓の病気の症状として現れることもあります。

一般的に腰痛の原因として、骨が歪んでいるから、神経が圧迫されて痛いとか、筋力が衰えることで身体のバランスが悪くなり痛みが出るなどと言われています。

しかし、骨や神経自体が痛みを感じることはなく、神経が圧迫されて痛みが生じるということはありません。

腰痛の原因は神経の圧迫や筋力の衰えが原因ではありません。

腰痛というのは腰こりのことなのです。筋肉は、急激に引っ張られるなど、無理な力が加わったり、椅子に座りっぱなしなど、長時間持続的に負担がかかると、損傷から守る為に反射的に収縮します。

いわゆる伸張反射と呼ばれるもので、「縮んで守れ」という信号を出して腰をカチッとロックする機能が備わっています。一言で表現するなら、筋肉が硬くなるのは「筋肉を守る仕組み」と言うことになります。

筋肉の中には、筋紡錘と呼ばれる、筋肉の伸縮度を感知するセンサーがあります。

例えば、誰かに急に腕を取られ、引っ張られたとします。筋紡錘は、このように過剰に筋肉が伸ばされた状況をいち早く察知し、この情報を脊髄に送ります。

脊髄から筋肉に「縮んで守れ！」という信号を送り、筋肉は瞬間的に縮むことで、断裂などの損傷から身を守っているのです。この時、筋肉への負荷が強く、急激なものであればあるほど、筋肉が収縮したままで戻らなくなります。

負荷が長時間に渡ってかかる場合も、同様に筋肉が硬くなったままになります。

筋肉がロックしやすいかどうかは、様々な条件によって変化します。ストレスや睡眠、血流不足や栄養状態などの条件が悪いと、筋肉は硬くなってしまいます。
また、ロックしている筋肉が増えると、正常な筋肉も巻き込んで硬直は進行します。その結果、慢性的な痛みに繋がっていきます。

腰痛は普段の姿勢が大いに関係してきます。骨の歪みは直接、腰の痛みには繋がらないですが、筋肉のバランスが崩れ、身体に慢性的な痛みを引き起こすということがわかってきました。

この日常的な歪みを根本的に改善しない限り、症状が慢性化したり再発する原因となります。一時的に治してもまた再発を繰り返すため改善するまでに長い時間が必要となります。

当院ではこうした腰痛に対して骨格・骨盤矯正をメインに深層筋にもしっかりとアプローチをして、表層筋とのバランスを整え全身の矯正を行います。

また運動療法によって骨盤・股関節・椎間関節などの可動域を拡大させ、痛みの施術だけでなく機能の回復に力を入れています。

他にも下半身の軸をしっかり整えていくエクササイズを取り入れ、下半身の捻れを除去し骨盤・腰椎・股関節が正常に動きやすい状態を作り上げます。

またEMSを使い狙った筋肉に的確に電気刺激をおくり、しっかりとインナーマッスルを鍛え体幹のバランスを整えて機能の回復、再発しにくい身体作りを提案していきます。

当院ではこのように骨盤矯正と筋肉調整をメインに丁寧な問診を行い一人一人の原因に合わせた施術をご提案しながら根本改善を行い、痛みが再発しない体づくりを行っていきます。

どこに行っても痛みが良くならない方は一度まほろば鍼灸整体院へご相談ください